医療技術部門
■理念
信頼できる医療機器と安全を提供する
医療が高度化し専門分化が進むにつれ、それを支える医療機器も種類が増え、より高度で複雑なものへと進化してきました。現在の医療現場では、質の高い医療を提供するために、さまざまな医療機器を適切に扱える人材が不可欠です。こうした背景から、医療機器を安全かつ適正に扱うことができる専門技術者の必要性が高まり、1987年に国家資格として「臨床工学技士(CE:Clinical Engineer)」が誕生しました。
臨床工学技士は、医学と工学の知識と技術を兼ね備えた医療機器の専門家です。当院には現在15名(2023年4月1日現在)が在籍しており、医師の指示のもとに、主に以下の業務を担当しています。
■業務内容
血液浄化業務
人工透析を主とした血液浄化センター業務、血液浄化装置の操作と保守点検。
手術室業務
麻酔器・生体情報モニター・電気メス・無影灯をはじめとする手術関連機器の操作と保守点検。
心臓カテーテル検査
心臓カテーテル検査および治療用機器の操作と保守点検。
集中治療室(HCU)業務
人工呼吸器などの生命維持装置の操作と保守点検。
医療機器管理業務
院内で使用する各種医療機器をCE室で集中管理することにより、安全で効率的な運用ができるようにしています。
医療スタッフへの教育
各種医療機器の使用法の医療スタッフへの指導・教育。安全管理の徹底。