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認知症を病名だと思っている方も多いようですが、認知症というのは病気によって生じる症状(病態)の総称であり、病名ではありません。では、認知症を引き起こす病気にはどんなものがあるのでしょうか?
認知症の原因疾患は、医学的には100以上あるといわれています。よく知られるアルツハイマー病は最も多く、全体の半数以上を占めると考えられています。その他に血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが主な疾患として挙げられます。
認知症と原因疾患
物忘れ外来受診者の診断内訳(八千代病院2008年8月~2021年3月)
※治療可能な認知症
認知症が疑われる患者さんのなかで、原因となる病気を治療すれば治る、あるいは軽減するケースがあります。「治療可能な認知症」と呼ばれるもので、これには以下のような疾患や症状が含まれます。
●うつ病、抗うつ症状 |
●脳腫瘍 |
●慢性硬膜下血腫 |
●甲状腺機能低下症 |
●一過性全健忘 |
●薬剤の副作用 など |